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幼い頃から夢見て 憧れていたものが、
歳をとるにつれて どんどん現実味を帯びるとともに色褪せて。 リアルな部分と掴みきれない部分があることに気づいて。 なんだか分かりにくいものになってしまってて。 でも、そのアンバランスさに 余計に惹かれ、より一層憧れてしまい。 ・・・・・追い求めてしまい。 けれど ある日、 『自分が憧れていたものは「虚構」でしかなかった』と分かるというのは、 ひどく悲しく 虚しく やり切れないものだということを、知った。 でも、涙は出ない。 どこかで、自分でも気づかないうちに諦めていたのかも とも思う。 それでも、心の中の何かが消えたのは確実で。 人間は、所詮 人間なんだと。 動物より、ちょっと頭がいいだけなんだと。 仏のような 神のような人間は、そうそう居るもんじゃないと。 でも、あたしにとっては、神様と同じだったわけで。 人間だと分かっていても、神様と同じだったわけで。 そういう存在だったんですよ。 いえ、そういう存在なんですよ、今だって。 |
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待ち人
会える日を 今日か明日かと 待ちわびる 伸びる 後れ毛 指絡めつつ ― |
